9:40 - 9:50 |
イントロダクション
高橋 丈博(電磁特性技術委員会委員長, 拓殖大学) |
セッション1 |
高速ディジタル時代の妨害・誤動作・イミュニティ
[座長] 井上 博文(日本電気) |
9:50 - 10:30 |
「ユビキタス製品のイントラシステムEMC(自家中毒)の課題と対策」
原 敦(日立製作所)
地上デジタル放送などのデジタル無線は、微弱な電波(-100dBm=0.01pw)でも通信が可能です。そのために装置内ノイズ(イントラEMC)もその電力以下にする必要があり、ノイズ抑制が必要になります。本講演では、イントラEMC技術と従来のEMCとの違いを中心に、課題とその対策技術を解説します。 |
10:30 - 11:10 |
「EMC測定へのAPDの導入」
篠塚 隆(情報通信研究機構)
現在のEMC規制は、アナログ通信・放送への影響を念頭にして制定されてきました。昨今の通信・放送のデジタル化に伴い、EMC規制および対策技術もデジタル化に対応する必要があります。本講演では、EMC測定へのAPD導入に関して解説します。 |
11:10 - 11:50 |
「APDを用いたデジタル無線機器の機器内EMCの測定」
風間 智(太陽誘電)
受信感度に影響を与えるデジタル無線機器の内部雑音は、非常に微弱であり時間変動が大きい。このため、これらの雑音は従来のスペクトラムアナライザを用いた測定では評価は難しい。本講演では、APDを用いた測定がこれらのデジタル無線機器内部の雑音評価に有効であることを示し、その測定方法について解説します。 |
11:50 - 13:20 |
昼休み |
セッション2 |
低ノイズ設計
[座長] 原田 高志 (日本電気) |
13:20 - 13:50 |
「2005年度EMC設計実践講座からの報告 第1部」
広瀬 輝明(オーエヌ電子) |
13:50 - 14:20 |
「2005年度EMC設計実践講座からの報告 第2部」
堀田 雅志(三菱電機エンジニアリング)
昨年度9月から3月にかけ約半年間の間、月1回計7回開催された表題の講座につき、受講者から見た成果と課題について報告します。尚、本講座はプリント基板のEMC設計を目的とした講座で、実践講座の名の通り実際に基板を設計・製作し評価を実施しました。また、得られた結果に対する考察を深めていくため、電磁特性委員会内に全く新しい研究会「低ノイズ実装研究会」を発足し、講座では時間的に突き詰められなかった理論的な部分を、研究会活動として継続して検討していくことになりましたので、今後の研究会活動についても紹介します。
第1部では主に昨年度の実践講座の内容と検証結果の報告、第2部では講座内での実験内容と新研究会活動の報告をいたします。 |
14:20 - 15:00 |
「低ノイズ設計の勘所」
久保寺 忠(日本フェンオール)
回路設計者には、"あの"設計メーカーの"あの"人に基板設計して欲しいと思っている人が多いのではないでしょうか。誤動作しないとか、ノイズが低いとか、美人だとか、様々な理由によるでしょうが、どの様な場合にも"あの"人が良い成果をあげるとは限りません。それだけ基板設計には気をつけなければならない問題が多い。このセッションではEMC講座で得た結果をもとに、基板設計のいくつかの勘所を紹介します。 |
15:00 - 15:10 |
休憩 |
15:10 - 15:50 |
「EMCにおけるノイズモードとモード変換」
笹部 孝司(松下電工)
基板や信号線に現れるノイズ電流における,コモンモードの発生やコモンモードからディファレンシャルモードへの変換が起こる要因と,それによる誤動作の発生などについて,初心者向けに基本的な内容を紹介します。 |
セッション3 |
EMCの方向性と取組み
[座長] 中村 篤(ルネサステクノロジ) |
15:50 - 16:10 |
「機器製造業におけるEMCのマネジメントについて」
福本 幸弘(松下電器)
機器製造業にとってのEMCは製品の新機能実現のためのものではなく、品質確保のための比較的地味な技術として捉えられています。本講演では製造業におけるEMCの取組みが経営的にどのような意味があるのかについてMOT(Management of Technology)の切り口から議論します。 |
16:10 - 16:30 |
「EMCのマネージメントについて(仮題)」
櫻井 秋久(日本アイ・ビー・エム) |
16:30 - 17:00 |
Q&Aとフリーディスカッション |
17:30 - 19:30 |
技術交流会 |
※当日、時間などが変更される場合があります。ご了承ください。 |