【研究会設置の趣旨】
 回路技術の急速な進展に伴う高速デジタル製品の設計は、信号反射やクロストーク による誤動作、放射ノイズ、外部ノイズによる誤動作等、様々な問題を内在している。 特に近年のプリント基板設計は、基板上の部品間を配線するだけのアートワーク設計 では要求仕様を満足させることが難しくなっており、半導体素子、システム、電源、 インターフェース、伝送線路等の電気電子及びシステム基礎知識の理解が不可欠となっ ている。
 本研究会は、H17年度に開催された“EMC設計技術実践講座”参加メンバーを軸とする現場で働く第一線の様々な分野の設計者(回路、基板、システム、ソフトウェア、理論等)の皆様で構成され、プリント基板レベルでのEMC抑制及びEMI抑制の為の様々な設計手法を、各分野の設計者皆様の知見で検討し、実践及び理論の両面から確認し、プリント基板設計方法及び部品配置の設計ルールを確立することを目的とする。
 又、それに伴う様々なノイズ低減方法を会員で情報共有化し、さらには他の学会とも密接に協力する所存である。。

【活動計画】
 年6回程度の会合を開き,試作基板を用いて現状データよりさらに掘り下げたデータ収集を行い、EMC設計を行うための研究活動を行う。活動を通して得られた成果は本学会の公開研究会ならびに活動報告書等を通して,学会員への寄与を図る。

【連絡先】
主査:山下 俊紀(サンリツオートメイション)
E-mail:yamashita@sanritz.co.jp


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