9:30-9:35 |
イントロダクション
井上 博文(電磁特性技術委員会委員長, 日本電気) |
9:35-10:10 |
①電磁シールドと材料評価の基礎
三枝 健二(日本大学)
本講演では、まず電磁シールドの基礎として、電磁波がシールド材料を透過する際の減衰のメカニズムについて解説します。次に、現在までに提案されている代表的な材料のシールド効果測定法について解説します。 |
10:10-10:45 |
②筐体EMC技術の基礎
越地 耕二(東京理科大学)
筐体のEMC技術の基礎として、筐体の共振、開口部を有する筐体の共振、開口部からの電磁波放射、開口部を有する筐体のイミュニティなどについて解説します。 |
10:45-11:20 |
③開口と接続部を有する筐体のシールド
王 建青(名古屋工業大学)
金属筐体の開口部、異なる面の接続部、及び金属メッキプラスチック等を対象に実例を示しながら、それらによるシールド特性への影響の予測手法、解析技術及び得られた知見を紹介します。 |
11:20-11:55 |
④信号伝送系のアンバランスとコモンモード放射
渡辺 哲史(岡山県工業技術センター)
高速信号伝送において、差動線路における構造や動作の非対称性に起因する コモンモードおよび線路構造の平衡度バランスが崩れていることに起因する コモンモード放射の発生機構について述べます。 |
11:55-13:00 |
昼休み |
13:00-13:30 |
⑤2006年度EMC設計実践講座からの報告
[第1部] EMC設計技術実践セミナーの結果からいえること
久保寺 忠(システムデザイン研究所)
専門書から得る知識は大変多い。しかし設計現場に応用するにはそれなりの経験が必要です。ここではモデル回路をベースにEMI低減の観点から議論を重ね、基板を設計、評価した実践セミナーの活動結果を紹介します。設計のツボにいくつ気づかれるでしょうか。 |
13:30-14:00 |
[第2部] EMC設計実践講座からの報告
佐々木 智江(パナソニックエレクトロニックデバイス)
第二回EMC設計実践講座において、我々のグループではノイズ対策はコストとの考えから、対策部品を追加せずに低ノイズ化することをめざしました。本セミナーでは設計で注意した点について報告いたします。 |
14:00-14:35 |
⑥不平衡度の違いによる放射ノイズの可視化
池田 浩昭(日本航空電子)
各プリント配線板の特性インピーダンスが等しくても、不平衡度が異なると、予想以上の放射ノイズを発生します。不平衡度の違いによる放射ノイズの発生メカニズムをシミュレーションによるアニメーションで解説します。各プリント配線板の特性インピーダンスが等しくても、不平衡度が異なると、予想以上の放射ノイズを発生します。不平衡度の違いによる放射ノイズの発生メカニズムをシミュレーションによるアニメーションで解説します。 |
14:35-14:50 |
休憩 |
14:50-15:25 |
⑦シールドケーブルから輻射されるノイズのモード別特性とそのノイズ対策
東 貴博(村田製作所)
差動伝送のノイズ対策は、信号線路にコモンモードチョークコイルを挿入します。 しかしながら、シールド付ケーブルを用いた場合、そのシールドにコモンモードノイズが流れると、ノイズが輻射し問題となる場合があります。そこで、ノイズをモード別に測定するとともに、シールドにノイズが流れる場合について、そのノイズ対策手法を紹介します。 |
15:25-16:00 |
⑧ケーブル・コネクタの遮蔽性能について
安部 知明(フジクラ)
10Gbpsレベル、それ以上の高速伝送においても電気(copper)は使用されます。それにともない伝送路としてのケーブルとそれに接続されるコネクタの遮蔽性能は、ますます重要となります。ケーブル、コネクタのいくつかの基本的なシールド構造と伝達インピーダンス、EMI等の測定方法、とその性能を比較します。 |
16:00-16:35 |
⑨導電性ガスケットの特性と使用事例
遠藤 史健(太陽金網)
導電性ガスケットはさまざまな種類があり、機器の使用される環境によって使い分けが必要となります。ここでは使用事例を用い、ガスケットの特徴を説明します。 |
16:35-16:50 |
Q&Aとフリーディスカッション |
17:00 |
技術交流会 |
※当日、時間などが変更される場合があります。ご了承ください。 |