社団法人エレクトロニクス実装学会
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EMC設計技術実践講座
 エレクトロニクス実装学会 電磁特性技術委員会 低ノイズ実装研究会では,現役のプリント基板設計者,電子回路設計者向けに「EMC設計技術実践講座」を下記の内容で開催いたします。
 是非,ご参加いただきたく,ご案内申し上げます。

 ディジタル機器の高速、高密度、高機能化のニーズはとどまるところを知らず、その主役を担うLSIは高速、大規模、小型パッケージ化など、日進月歩で技術開発が進んでいます。一方、ディジタルシステムにおけるクロックやバス信号の高速化は、反射やクロストークによる誤動作、放射ノイズの増大、外部ノイズによる誤動作など、様々な問題を発生させています。先が見えないノイズの対策は商品の市場機会を逸するでしょうし、予定外の対策は商品コストを押し上げて商品価値を下げてしまいます。問題に直面し、製品を前に慌てて対策本を読みあさっても、難解な法則や式は深い眠りを誘うだけで、明確なヒントを与えてくれません。こんなことにならないように、この機会にノイズと向き合う習慣をつけてはどうでしょうか。

 今回開講する「EMC設計技術実践講座」は、商品開発、回路、基板、意匠など、設計現場で活躍中の皆様を対象にノイズの基本から分かり易く解説し、体得してもらうものです。

 本講座は単に座学を行うだけでなく、参加者の皆さんに10名以下のグループになっていただき、各々のグループでモデル回路をベースに基板設計を行うことで、ノイズの大小と基板設計の関係を詳細に分析し、ノイズを低減するための基板設計方法を導出することを目的にしています。

 座学、もの作り、討議など、さまざまな企画を通じて、どなたにも無理なくノイズの特質を理解して頂くことができます。講座の各ステップで、大学、企業に籍を置く電磁特性技術委員会のメンバーを交えた情報、意見交換の機会も予定しています。
 「学会の講座はレベルが高くて難しい」という常識を覆(くつがえ)そうという狙いもこの企画には含まれています。やる気さえあれば、どなたにも満足いただける講座になるよう配慮致します。

 2005年、2006年の過去2回、同講座を開催いたしましたが、それぞれ早い時期に満席となり、ご参加頂いた方々より大変好評を頂いております。

 どうぞ積極的にご参加いただきますようよろしくお願い致します。
主 催: エレクトロニクス実装学会 電磁特性技術委員会 低ノイズ実装研究会
実施期間: 2012年6月より2012年11月まで全8回
対象者: プリント基板設計者,回路設計者,意匠設計者
参加費: 会 員=35,000円 (8回分、消費税込み)
非会員=70,000円 (8回分、消費税込み)
この機会に入会いただきますと,会員価格での参加が可能です。
非会員の方は是非ご検討ください。
定 員: 60名(定員になり次第,受付を締め切ります。受付締切の場合は学会ホームページ上でお知らせします)
スケジュール:
06/08 13:00~17:30   キックオフ、第1回セミナー
(対策事例、なぜノイズが出るのか?、ノイズの基本(電界、磁界、クーロンの法則))
06/15 13:00~17:30   第2回セミナー
(リターン電流経路、信号反射、電源設計の注意点)
07/06 13:00~17:30   基板設計-1
(CAD操作法習得、グループ作業説明、担当者決定、回路図、仕様決定(層構成))
07/12 10:00~17:30   基板設計-2(部品配置)
08/03 10:00~17:30   基板設計-3(配線)
08/24 10:00~17:30   基板設計-4(電源・グランド設計)
10/12 13:00~17:30   評価結果確認
(ノイズ大・小基板を比較する。遠方界・波形)
11/08 13:00~17:30   評価結果確認
(ノイズ大・小基板を比較する。近傍界)ルール導出(どの様に設計すれば良いか)
会 場: 回路会館 地下会議室 (JR 中央線 西荻窪駅下車徒歩5分)
東京都杉並区西荻北 3-12-2
TEL 03-5310-2010
受講申込書(PDF:138KB)
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