9:30-9:35 |
イントロダクション
岡 尚人(電磁特性技術委員会委員長、三菱電機株式会社) |
9:35-10:35 |
①機械系のEMC入門
池田 哲夫(国立大学法人 名古屋工業大学名誉教授)
電子機器の活用の拡大に伴い、他分野の機器との融合が進められ、電気・電子系以外を専門とする技術者にとっても、EMC問題への設計対応が重要になっています。EMC設計は、体系立てた設計知識と開発初期段階での性能作り込みが大切です。加えて、EMCに携わる技術者の知識向上も不可欠です。ここでは、メカトロニクス技術者を念頭に置いて、EMC問題の発生、対策などの初歩的な考え方の解説を行います。
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10:35-11:35 |
②EMCのためのABC
越地 福朗(国士舘大学)
これからEMC設計・EMI対策に携わるEMC初心者・初学者が,EMC技術を学ぶ上で,電磁現象を理解することは,きわめて重要です。本講演では,ノイズ発生のメカニズムなどをはじめとする電磁現象について,単純な構造からアプローチし,電子機器における電磁現象をやさしく理解することを主眼に置いて解説します。 |
11:35-12:35 |
昼休み |
12:35-13:35 |
③IC電源系の低ノイズ設計と寄生インピーダンス
五百旗頭 健吾(国立大学法人 岡山大学)
IC電源系ノイズによるEMIやPI低下を予測し低ノイズ設計する上で重要な、ESLやESR、寄生容量といった寄生インピーダンスについて説明します。寄生インピーダンスを考慮した回路図の書き方、その回路図に基づいて特定周波数でのEMI増加や電源バウンスが発生するメカニズム、そして対策法を解説します。さらに、マイコンやFPGAの電源系ノイズシミュレーションの事例を紹介します。 |
13:35-14:35 |
④ライセンスフリーな電源-グランドモデラーと回路シミュレータを使ったPI解析
池田 浩昭(日本航空電子工業)
ライセンスフリーな電源-グランドモデラー(PGPlaneEX:静岡県立大学 渡邉研究室)とSPICE系回路シミュレータの簡単な使い方を解説します。また、これらのシミュレータを使って、実際に面状電源と線状電源をモデリングし、周波数領域では電源の入力インピーダンスを、過渡解析ではLVC244の電源端子部の波形や出力波形を計算して、その結果を考察します。 |
14:35-14:45 |
休憩 |
14:45-15:45 |
⑤EMC設計技術実践講座からの報告 & そのグランドVIAの打ち方、間違っていませんか? VIAは多いほど良いと思っている方必見
堀之内 宏太 (日本光電工業) 矢口 貴広(低ノイズ実装研究会)
昨年開催した、「EMC設計技術実践講座」の優秀チームから、講座のなかで実践した低ノイズ設計のポイントを紹介します。また、低ノイズ実装研究会からは、製作した実験基板の中から、グランドVIAが多くても放射ノイズが逆に増加するなど、今までの設計常識では考えられない、結果の報告と考察を紹介します。 |
15:45-17:15 |
⑥イミュニティの悩み-続編 <パネルディスカッション>
久保寺 忠(SDL)、菊地 浩一(TDK)、佐藤 敏郎(富士通アドバンストテクノロジ)、山本 悦史(ワイ・ディ・シー)、中村 篤(ルネサスエレクトロニクス)
昨年に引き続き、イミュニティの問題を取り上げ、パネルディスカッションを行います。場当たり的でない根拠、理論立てのある対処方法に関して、設計コンサルタントやボード設計ベンダー、対策部品メーカー、電磁界シミュレータベンダー及び、LSIメーカー等の様々な立場から、討論します。 |
17:30- |
技術交流会(参加希望者数によって開催しない場合がございます。) |
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※当日,時間などが変更される場合があります。ご了承下さい。 |