社団法人エレクトロニクス実装学会
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一般社団法人エレクトロニクス実装学会
2013サマーセミナー
学ぶ人も教える人も基礎からわかるEMC
  ~ここに気付くとEMCは面白い~

 本年も恒例のサマーセミナーを開催いたします。
現在、多くの電子機器には「外部に電磁ノイズを出さないこと」と「外部からの電磁ノイズによって影響を受けないこと」という、いわゆるEMC(Electromagnetic Compatibility)性能が求められています。ある製品のEMC性能は、LSI、パッケージ、基板、ハーネスなどの電気系の部品はもちろんのこと、筐体などの構造物に至るまでの製品全体が相互に関連しています。このため、EMC性能を向上させるためには、電気系だけでなく構造までも考えた設計が必要となっており、機構設計や基板配線設計などの電気系以外を専門とする技術者にとっても、EMCは対応すべき課題となっています。
しかしながら、ただでさえわかりにくいEMCのこと。電気系以外の専門技術者がEMC技術を「学ぼう」としたとたんに、「一体どこから手を付けたらよいのか」、「はじめに何を理解すれば良いのか」がわからず、途方に暮れてしまうのではないでしょうか。一方、EMC技術を「教える」側の電気系の技術者にとっても、EMC技術をどのように伝えれば、構想設計や基板設計に反映してもらいやすくなるのかは、興味のあるところであると思います。そこで、今年のセミナーでは、「学ぶ人も教える人も基礎からわかるEMC ~ここに気付くとEMCは面白い~」をテーマに取上げ、5件の講演を用意しました。
さらに、昨年、好評だったイミュニティ問題に関するパネルディスカッションを、今年も「イミュニティの悩み 続編」と題して実施します。昨今話題になる事が多いものの、事例がなかなか表に出てこないノイズ誤動作対策や耐ノイズ設計について、パネルディスカッションの形式で、広く意見、情報交換を行ないます。他では聴けない盛りだくさんの話題を用意しました。皆様奮ってご参加下さい。
日 時:

2013年8月28日(水)9:30-17:15 (受付9:00より)

場 所: 国士舘大学世田谷キャンパス 34号館B301教室
東京都世田谷区世田谷4-28-1
案内図 http://www.kokushikan.ac.jp/access/setagaya.html
小田急梅ヶ丘駅下車、徒歩9分
東急世田谷線松陰神社前駅または世田谷駅下車、徒歩6分
渋谷駅南口バス乗場18番「世田谷区民会館行」バスで終点下車、徒歩1分
参加費: 正会員8,000円、賛助会員10,000円、学生会員1,000円、シニア会員5,000円、非会員15,000円(予稿集(ダウンロード)代、消費税込み)
※ クーポン利用可(賛助会員1口1名)
※ 企業所属の学生会員は正会員の扱いとなります
定 員: 200名(定員になり次第締め切ります。)
申込み: ページ下部に記載の必要事項を記入のうえ、電子メール(ss2013@jiep.or.jp)でお申し込み下さい。

受付後、参加票と請求書をお送りいたします。予稿集はダウンロードのみとなります。予稿集の準備ができましたら、ダウンロード用のパスワードをお知らせ致します。
※講演で使用する資料には、予稿集に掲載されていないスライドがある場合もありますが、これの追加配布はいたしません。また、会場にはPC用の電源を準備していません。必要に応じて、予稿集を印刷の上、会場までお越しください。
主 催: 一般社団法人エレクトロニクス実装学会 電磁特性技術委員会
本サマーセミナーに関するお問い合わせは下記にお願い致します。

一般社団法人エレクトロニクス実装学会 事務局 サマーセミナー係
〒167-0072 東京都杉並区西荻北 3-12-2
Tel: 03-5310-2010 Fax: 03-5310-2011

Fax、Eメールでのご連絡が無理な方はお手数ですがTelでご連絡下さい。
プログラム:
9:30-9:35 イントロダクション
岡 尚人(電磁特性技術委員会委員長、三菱電機株式会社)
9:35-10:35 ①機械系のEMC入門
池田 哲夫(国立大学法人 名古屋工業大学名誉教授)

電子機器の活用の拡大に伴い、他分野の機器との融合が進められ、電気・電子系以外を専門とする技術者にとっても、EMC問題への設計対応が重要になっています。EMC設計は、体系立てた設計知識と開発初期段階での性能作り込みが大切です。加えて、EMCに携わる技術者の知識向上も不可欠です。ここでは、メカトロニクス技術者を念頭に置いて、EMC問題の発生、対策などの初歩的な考え方の解説を行います。
10:35-11:35 ②EMCのためのABC
越地 福朗(国士舘大学)

これからEMC設計・EMI対策に携わるEMC初心者・初学者が,EMC技術を学ぶ上で,電磁現象を理解することは,きわめて重要です。本講演では,ノイズ発生のメカニズムなどをはじめとする電磁現象について,単純な構造からアプローチし,電子機器における電磁現象をやさしく理解することを主眼に置いて解説します。
11:35-12:35 昼休み
12:35-13:35 ③IC電源系の低ノイズ設計と寄生インピーダンス
五百旗頭 健吾(国立大学法人 岡山大学)

IC電源系ノイズによるEMIやPI低下を予測し低ノイズ設計する上で重要な、ESLやESR、寄生容量といった寄生インピーダンスについて説明します。寄生インピーダンスを考慮した回路図の書き方、その回路図に基づいて特定周波数でのEMI増加や電源バウンスが発生するメカニズム、そして対策法を解説します。さらに、マイコンやFPGAの電源系ノイズシミュレーションの事例を紹介します。
13:35-14:35 ④ライセンスフリーな電源-グランドモデラーと回路シミュレータを使ったPI解析
池田 浩昭(日本航空電子工業)

ライセンスフリーな電源-グランドモデラー(PGPlaneEX:静岡県立大学 渡邉研究室)とSPICE系回路シミュレータの簡単な使い方を解説します。また、これらのシミュレータを使って、実際に面状電源と線状電源をモデリングし、周波数領域では電源の入力インピーダンスを、過渡解析ではLVC244の電源端子部の波形や出力波形を計算して、その結果を考察します。
14:35-14:45 休憩
14:45-15:45 ⑤EMC設計技術実践講座からの報告 & そのグランドVIAの打ち方、間違っていませんか? VIAは多いほど良いと思っている方必見
堀之内 宏太 (日本光電工業) 矢口 貴広(低ノイズ実装研究会)

昨年開催した、「EMC設計技術実践講座」の優秀チームから、講座のなかで実践した低ノイズ設計のポイントを紹介します。また、低ノイズ実装研究会からは、製作した実験基板の中から、グランドVIAが多くても放射ノイズが逆に増加するなど、今までの設計常識では考えられない、結果の報告と考察を紹介します。
15:45-17:15 ⑥イミュニティの悩み-続編 <パネルディスカッション>
久保寺 忠(SDL)、菊地 浩一(TDK)、佐藤 敏郎(富士通アドバンストテクノロジ)、山本 悦史(ワイ・ディ・シー)、中村 篤(ルネサスエレクトロニクス)

昨年に引き続き、イミュニティの問題を取り上げ、パネルディスカッションを行います。場当たり的でない根拠、理論立てのある対処方法に関して、設計コンサルタントやボード設計ベンダー、対策部品メーカー、電磁界シミュレータベンダー及び、LSIメーカー等の様々な立場から、討論します。
17:30- 技術交流会(参加希望者数によって開催しない場合がございます。)
  ※当日,時間などが変更される場合があります。ご了承下さい。
JIEPサマーセミナー2013 参加申込記入事項
以下の項目を記入の上、電子メール( ss2013@jiep.or.jp )でお申し込み下さい。
氏 名:
所 属: 部課名までご記入ください
住 所:(〒     )
電 話:
FAX :
Eメール:
会員区分:[ ]正 会 員 (No.         )
     [ ]賛助会員 (No.         ) ( )クーポン利用<1口1名>
     [ ]シニア会員(No.         )
     [ ]学生会員 (No.         )
     [ ]一般
交 流 会:
     [ ]参加 (無料)
     [ ]不参加  
※交流会は参加希望者数によっては、開催しない場合がございます
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